慶大経済の小論文②

 今日が入試本番ですね。先日の記事を参考に、午後からの試験がんばってください。試験直前の景気づけとイメージトレーニングに、以下に復元合格答案を再掲しておきましょう。

☆2008年出題
A 旭山動物園での対策の1つ目は、動物の特徴的能力を発揮できる環境を整える事である。しかし、各動物が異なる能力を持っているためそれぞれに異なる環境を整備しなくてはならない。そのためには、必然的に多大な費用がかかることになる。つまり、財政状態の悪い動物園では実現が困難である。2つ目は、飼育係が自分の担当の動物を入園者に説明する「ワンポイントガイド」である。これに対する問題点は、飼育員は常に同じ人であるため、話が毎回同じになる可能性が高いということである。初めての入園者は良いものの、2回目以降の人は、前回と同じ話であるため新鮮さが薄れる。これではこの動物園の「ファン」になる可能性も低くなる。
B 新しい動物園の主な目的は3つあります。1つ目は、町おこしです。新設する動物園の「ファン」が増えれば、近隣の商店にも活気が生まれるはずです。人気を獲得するためにも毎週土曜のナイトツアーを計画しています。これは夜行性動物の能力を見物するものであり、次の日の朝のことを心配せずに参加できるように土曜に行います。2つ目は住民の交流の場です。地域社会の希薄化が問題視される現代で中間団体としての動物園を提供します。そのためにも近隣住民は入園料を半額にします。3つ目は子供と動物のふれあいの場です。そのためにも、行事として小学生の飼育体験参加を各小学校に奨励しようと計画しています。

☆2007年出題
A 子供の脳の発達速度が一様であった1969年に比べ、1979年の子供は脳の発達が遅くなっている。図1より、1969年の子供は中学になると不活発型を示さなくなるが、1979年の子供は依然として約2割の子が不活発型を示している。図2より、1969年の子の多くが小学校低学年から中学年にかけて興奮型を示すが、1979年の子はやや遅れて小学校高学年に興奮型を示す場合が多い。図3より、1969年の子で活発型を示す子の多くは小学校高学年である。一方、1979年の子供は小学校4年頃までに活発型へと移行してしまう早熟型と小学校高学年になっても不活発型や興奮型の段階にいる脳の発達が遅い子とに、二極化している。
B 脳の発達速度が全体的に遅くなっているという傾向は、現在でも同様に続いている。この傾向の原因は主に、現代社会の簡便化とそれに伴う人との触れ合いの減少の二つが考えられる。一度便利な生活を手に入れた我々が、機械を捨てた生活に立ち戻ることはできない。よって、子供たちの脳を十分に発達させるためには、子供の周りにいる大人たちが人との触れ合いのできる環境づくりに取り組む必要がある。具体的には、区や市が地域活性化の行事開催に力を入れることや、学校が老人ホーム訪問や地域清掃などのボランティア活動、職場体験などを教育として積極的に取り入れることを通じて、子供に人と人との触れ合いの場を提供することが考えられる。

・・・という感じで、とにかく簡潔かつ的確にが解答の基本方針です。
[PR]
by sosronbun | 2009-02-17 09:02 | 社会科学系論文


<< 慶大経済の小論文③ 日本一早い解答速報(慶大法) >>