小論文FAQ 小論文の書き方

誤字脱字やわからない漢字をひらがなで書くことは、採点に影響するのでしょうか?
 予備校は教育機関ですから、テスト採点の際には誤字脱字を減点対象とします。しかし、入試では何よりも記述内容が重視されるはずで、とりわけ私大の大規模な入試では、誤字脱字のような細部まで採点・減点する余裕はないと思われます。

答案の途中で時間切れになったら 0点なのですか?制限字数のどのくらいまで埋めればよいですか?
 ○○○字以上と下限が定められている場合は、 0点にはならないと思いますが、それを越えないと厳しい評価になるでしょう。下限がないときは少なくとも8割以上は埋めるよう努力してください。ただし、評価はあくまでも内容しだいであり、不要な記述を連ねて字数を伸ばすことは無意味で、有害ですらあります。

知識がなく自分の考えを掘り下げられず、一般論になりがちですが、どうしたらよいでしょう?
 その一般論への問いかけが足らないのでは?たとえば、「 NGOの役割が大きい」と主張する場合、なぜ大きいといえるのか、どんな点で大きいのか、何か課題はないかetc.を問いかけ、それらへの答えを連ねていくことが論の掘り下げです。

難解な言葉や言い回しなど語彙力の強化は必要ですか?
 不要です。難解な表現だと論文ぽく( ?!)みえるのかもしれませんが、採点する大学の先生たちはプロなのですから、「重装備」で武装してもかないません。評価対象はあくまでも主張内容であり、自らの主張をどこまで理解し述べているのかが重要になります。難解な言葉を使い本人もわからない(?!)主張をするのは滑稽かつ最悪なので、平易な言葉で自分が理解できる範囲で論じましょう。

「自由に論じなさい」という場合は、課題文との関連をどうしたらよいですか?
 「自由に」といっても課題文を無視してはいけません。私はよくタッチ&ゴーと表現しますが、まずは課題文の内容に論評(タッチ)を加え、それに関連づけて展開(ゴー)していくのが基本です。論評で課題文との接点を確保できているので、その後の展開は論評との脈絡を損なわない範囲で何でもありというのが「自由に」の趣旨です。

段落をどのくらい設けたらよいですか?
 1000字程度の答案の場合は、200-300字で1段落を構成するようイメージしましょう。ただし、段落は主張内容を整理することが目的ですから、やみくもに段落分けをするのではなく、その段落で主張したいことを絞り込むことが必要です。たとえば、主張の理由を説明する段落はそれに中心にして、他の記述を混在させないようにしましょう。

具体例を使う場合はどうしたらよいのですか?
 具体例は自分の考えを説明するための素材ですから、課題文の内容や論述の主題から離れてしまってはいけません。
また、具制限字数にもよりますが、体例を用いるときには、①簡潔にまとめること(1000字程度の答案の場合は長くても 200字くらい)、②趣旨を明確にすること(具体例を通じて何を言いたいのか)の二つに留意してください。

表現を言い換えて、主張を繰り返すことは効果的なのですか?
 一つの表現だけでは意味が伝わらないので、わかりやすく伝えるために言い換えをするときがあります。しかし、それを繰り返していたのでは論の掘り下げができず、主張が薄っぺらいものになってしまいます。言い換えはわかりづらい概念を伝えるときにかぎり使う方が無難です。

筆者と異なる立場で書くと、単に「あげあし」を取る内容になってしまうのですが?
 筆者の何を批判すべきなのか?をよく考えないと、そうなります。思いついたことを直ちにあげるのでなく、筆者の論旨をつかみ、その最大の問題点を突けば「あげあし」にはならないはずです。
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by sosronbun | 2007-01-01 09:13 | 小論文FAQ


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