国公立大学を受けた皆さん、まずは、お疲れさまでした。皆さんの努力が実り、良い結果になることを祈ります。ただ、「念のため後期対策もしておきたい」という人がいるかもれません。その人たちへの情報提供をします。
あえて、良くないたとえを使いますが、「おぼれる者はわらをもつかむ」のではいけません。「わら」というのは小論文のマニュアル本やネタ本のことです。とりわけ、小論文対策をしてこなかった受験生が「ピンチ」に陥り、あわてて後期対策を講じようとすると「わら」にすがろうとします。これまで、この時期に、そうした受験生と数多く接してきました。 じゃあ、どうするのか?まず確認しておきたいことは、受験に限らず対策とういものは相手に対応していなければなりません(この点で、ワンパターンのマニュアル本は「失格」「却下」なのです)。つまり、過去問がある場合は、それをしっかりと読み解き、何をどのように書けば良いのか実際にやってみることです。 一橋大の場合は、過去問をみればわかりますが、学部によって出題形式や字数が若干異なります。自分が出願した学部について問題を入手し、傾向をしっかり把握しておきましょう。問題集blogに2001年以降の過去問を掲載してあります。ただし、諸般の事情から、ボクの授業の生徒しかアクセスできません。 東大の場合は、ちょっと「やっかい」です。今年から後期試験は理3を除く全学部共通になり、過去問がないからです。知っていると思いますが、「試行テスト問題」を公開しているので、まずはそれに取り組んでみてください。ただし、この問題はけっこう難解です。念のため以下にリンクをはっておきますね。 ○東大後期「試行テスト問題」 このようにblogを公開しているわけですから、ボクの授業をとっていない人の質問にも答えます。質問はコメント欄を利用してください。 「果報は寝て待て」なので、今日はぐっすり休んで、後期対策が必要な人は明日から「再起動」してください。後期試験までの時間は十分にあるので、あわてて「わら」をつかまないようにしましょうね。
by sosronbun
| 2008-02-26 21:24
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