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慶大法を受験する皆さんへ

 地元のお祭り(宮崎台さくら祭り)の実行委員会から、いま帰宅したところです。
 明日16日は慶大法の入試ですね。ボクの「3年周期説」によれば、課題文の要約と見解の論述の予定(?)なのですが・・・。こうした「雑音」は無視して、まずは設問と課題文にまっすぐ向き合いましょう。
 予定(?)どおり要約が出たら、はじめに字数指定の有無を確認してください。字数指定がない場合は、いつも言っているように最大でも全体の1/3程度におさめて、論述に相応の字数を残しましょう。要約は論述の準備行為なので、細部の理解にはまり込まずに、筆者の問題提起または論点整理を簡潔・的確に把握するのが基本です。
 論述の論評と展開から構成されます。
 筆者が自己の見解(問題提起)を明示している場合は、それへの賛否が論評の中心です。また、筆者が見解を明示せず、問題の論点整理に終始する場合は、賛否ではなく論点の選択が論評の中心です。いずれの場合も思いつきではないことを示すために、きちんと根拠を示しましょう。
 次に展開ですが、辞書的にいうと「次の段階に進めること」であり、話をじることではありません。自己の見解(賛否または選択)を軸に説明を深めることで、それまでの記述の「不足」を補うことが基本です。展開として異論の想定が有効なのは、異論ゆえに自己の「不足」を鋭く突いてくれるからです。「不足」を突かれたら、言い返すとともに、補うことが必要です。そのようにして、説明が掘り下げられていくのです。
 出題形式が変わっても、相手(筆者)の話をおさえる→自己の立場を明確にする→自己の考えを深めることが「対話」の基本であることは変わりません。<要約→論評→展開>という図式はそれを端的に表現したものです。
 これまでの学習が明日は必ず役に立つはずです。「熱い気持ちと冷めた頭」でがんばってくださいね。
by sosronbun | 2008-02-15 22:51 | 過去の記事


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