人気ブログランキング | 話題のタグを見る

冬期・直前講習のご案内

 今日も30度を超えそうな残暑で、秋を飛び越えて冬のことなど思いもつかないのですが、コメント欄や校舎でも質問があったので、冬期・直前講習の概要をお知らせします。
 まず、冬期・直前講習と表現したように、二つの講習は一連・一体のものとして理解してください。駿台でボクは「慶大対策論文<法学部>」を担当します。いまテキストやテストの作成準備を始めたところです。
 テストは冬期3問、直前2問の計5問ですが、すべて新作の予想出題です。いずれの問題も、出題傾向にあわせて、現代の日本社会の諸問題の本質や背景を考えさせる問題です。ズバリ的中とまでは行きませんが、昨年も「当たらずとも遠からず」の予想出題でした。冬期講習では「日中和解」を出題しましたが、背景には「歴史認識の対立」やそこにみられる「若者の保守化」という現代の日本社会に対する「読み」(問題発見)がありました。2007年慶大法の出題「歴史の真実と政治の正義」も、同様の「読み」に基づくものです。
 いまテスト問題を作成中ですが、じっと現代の日本社会をにらみ、大学の先生方がどこに問題発見するかを考えつつテーマや素材を探している最中です。そんなおり、「坊ちゃん首相」が突然辞任したので、「読み」の範囲が広がり多少困惑しています。ひょっとしたら、来年の入試は「責任」をテーマにした出題かも・・・なんてね。
 入試が迫った時期に、このように厳選した新作5問のテストを本番と同じ90分で受ける(冬期講習の1回は、ウオーミングアップの小テストで事前配布・60分で実施します)ことは、ヘタな模試を受けるより断然意味があります。
 昨年末のことですが、某大手予備校(もちろん駿台ではありません)の模試を受けた生徒が憤然として答案を持ってきました。出題テーマや内容も過去問に酷似し、イージーな作問に「あ然」としたのですが、それ以上に驚いたのは答案の添削・評価の内容でした。なんと、答案のどこにもチェックがなく、概評欄に通り一般の無責任なコメントがあるだけです。これでは、どこがどう評価されたのか、これから何をどう修正していくのかわかりません。他校のボクはどうしょうもないのですが、生徒が憤然とするのは当然です。・・・これがヘタな模試です。
 入試が迫った時期に、生徒が全力を出し切れるよう、教える側も全力で作問、解説をします。そのようなテストを5回続けて受ければ、実力とともにテストに必要な度胸も身につくと思います。なお、テキストも過去の予想問題から厳選して掲載し、第一日に解説します。
 いろいろな面で余裕がないかもしれませんが、できれば受けてくださいね。

 講習の受付日程は・・・こちら
 
 
by sosronbun | 2007-09-16 11:02 | 過去の記事


<< 泣かせる答案 慶大商Bの論文 >>