慶大経済の小論文③

 過去3年の出題の基本は「与えられた情報を疑う」でした。2006年と2008年出題は課題文の内容に対する「反論」を求めています。「反論」とは相手の問題点を指摘することなので、「疑う」ことが必要不可欠です。これも情報リテラシーの一つです。なお、2007年は「反論」を求めてはいませんが、「疑う」力が問われる内容の出題です。
 また、問題点を指摘するだけでなく、その解決を求めるのも過去3年間の出題の傾向です。ただし、「社会的な」解決策でなければなりません。個人的な努力は必要だけれども、それでけでは問題は解決しないからです。社会科学系らしい視点の出題といえます。
 こうした傾向が今年も引き継がれるのか、変更されるのかはわかりません。以下は「変更なし」を前提とした記述です。たとえば、次のような問いをふまえて、現代の日本社会で「常識」とされていることを疑い、問題解決策を考えてみましょう。

 ①「リスク管理」はそんなに重要なのか?
 ②「安くて安全な食品」は矛盾してないか?
 ③「リサイクル」は無意味ではないか?
 ④「内需拡大」による景気回復は無理ではないか?
 ⑤「食料自給率」を高めるべきなのか?
 ⑥「消費者」のニーズには逆らえないのか?

 たとえば①について…多くの企業は「リスク管理」に取り組んでいますが、大きなコストがかかるだけではなく、個人情報保護対策のようにリスクへの過剰反応が企業の活動を萎縮させます。こうした問題点を克服するためには、リスクを適正に評価したり、リスクを引き受けてより大きな果実を得ることが必要になります・・・という感じで、問題点の指摘とそれへの対応・解決を考えていくのです。そのようなイメージトレーニングをして、試験にのぞみましょう。ただし、出題傾向の変更もありえるので、試験が始まったら「予断」を捨てて、正面から設問と向き合ってください。
 絶対に合格して、復元合格答案を作成してくださいねっ!
 
[PR]
by sosronbun | 2009-02-17 09:28 | 社会科学系論文


<< 日本一早い解答速報(慶大経済) 慶大経済の小論文② >>